着物のコーディネートの考え方
2024年1月12日
最終更新日時 :
2024年1月12日
内村圭
着付け教室福岡 麗和塾 内村圭です。
着物と帯のコーディネートは多くの人が悩むテーマの一つですが、特に「織り」の着物には「染め」の帯を、逆に「染め」の着物には「織り」の帯を合わせるというのが一般的な方法とされています。この組み合わせは、着物と帯の調和をとりやすく、特に着物初心者の方にとってはおすすめのスタイルです。
ただし、絶対的な決まりではなく、「織り」の着物にも「織り」の帯を合わせることはできます。この組み合わせは清潔感があり、引き締まった雰囲気を演出します。同様に、「染め」の着物に「染め」の帯を合わせると、柔らかく上品な印象が生まれます。自分の好みや個性に合わせて、自由にコーディネートを楽しんでください。
また、着物に合わせる帯は、着物よりもやや格の高いものを選ぶと良いとされています。これにより、全体のバランスが整い、より上品で華やかな印象を与えることができます。例えば、一目惚れして購入した帯があるけれども、なかなか着物との相性が難しいと感じることもあるでしょう。しかし、異なる着物との組み合わせを試してみることで、新たな魅力が引き立つこともあります。同じ着物と帯の組み合わせに囚われず、帯のバリエーションを増やすことで、着物がさまざまな表情を見せてくれるでしょう。
帯の合わせ方を工夫することで、一着の着物が日々の装いでありながらも、様々な表情を楽しむことができます。着物と帯の相性を感じながら、自分なりのスタイルを見つけ、その魅力を存分に引き出してください。