着物の着回しの魅力

着付け教室福岡 麗和塾 内村圭です。

 

日本人は、物を大切に扱い、素晴らしいオシャレのセンスを持っていると感じます。

昔から、着物を染め替えたり、帯やコートを再利用したり、子供用に仕立て替えたりしてきました。赤ちゃんのおくるみや布団、座布団、風呂敷など、様々なものを無駄なく使い切る工夫がされています。この先人たちの知恵と着物を大切にする心が伝わります。

着物の魅力は、色無地一枚でも様々なシーンで着こなせることです。半幅帯でカジュアルに出かけたり、名古屋帯で落語や観劇に行ったり、袋帯で入学式や卒業式に参列したりと、着まわしの幅は広大です。

 

 

また、着物は体型の変化にも対応し、季節や好みに応じて楽しむことができます。そのため、何年経っても再利用できることが特徴です。着る方の工夫次第で、さまざまな楽しみ方が広がります。

このような着物の魅力を少しでも伝えることができれば、とても嬉しいです。着物は日本の伝統と文化を象徴する素晴らしい衣装であり、その美しさや使い勝手の良さを多くの人々に知ってもらいたいと思います。