大切な日は着物で
着付け教室福岡 麗和塾 内村圭です。
「大切な日は着物で」という言葉には、特別な瞬間をより一層特別なものにする願いが込められています。この一言は、着物を通じてその日を大切にしたいという思いを象徴しています。着物はただの衣服ではなく、心を込めた装いとして、節目の瞬間に華を添える特別な存在です。
私たちが日々承るお仕立てやお直し、着付けに関するご相談には、お客様それぞれの「大切な瞬間を美しく彩りたい」という思いが込められています。お客様のその思いを形にし、人生の節目をさらに豊かにするお手伝いをさせていただくことは、何よりの喜びです。
「ちゃんとしたくて」という言葉に見られるように、普段着物に触れる機会が少ない方でも、特別な日や節目には着物を選びたいという気持ちを抱かれます。その背景には、「大切な日だからこそ、自分を美しく彩り、忘れられない瞬間を演出したい」という真摯な思いが込められているのです。
人生の節目に着物を選ぶという習慣は、古くから受け継がれてきた通過儀礼の一環です。これには、家族とのつながりや命への感謝といった、日本人特有の深い感受性が反映されています。着物を纏うことで、そうした思いを形にし、大切な日をより記憶深いものにすることができます。
特別な瞬間に着物を選ぶことで、その装いは単なる「服」を超え、文化や伝統を感じさせる存在になります。そして何より、着物は心の奥底に秘められた感謝や寿ぐ気持ちを表現する手段ともなり得るのです。
着物を身に纏うことで、気持ちが改まり、新たな一歩を踏み出す力になるというのは、多くの方が実感されることです。特に人生の節目や特別な日には、着物を通じてその思いを形にすることで、その日が一層輝く特別なものとなります。
「大切な日は着物で」という言葉の背景には、文化や伝統を大切にしつつ、心を込めた装いによって特別な瞬間を彩りたいという深い願いが込められています。その装いは、ただの見た目の美しさを超え、心を豊かにし、感謝の気持ちを表現する大切な手段となるのです。
2024年 年の瀬。新しい年からも着物を活かし自分を活かす着物生活を楽しみたいと思います。