危険なドアの取っ手
2024年4月18日
最終更新日時 :
2024年5月11日
内村圭
着付け教室福岡 麗和塾 内村圭です。
最近のマンションのドアの取っ手は、一般的に真っ直ぐのバー状のものが多いですね。しかし、このような取っ手には注意が必要です。急いでいる時に限って、なぜか袖口や袖振りから知らぬ間に取っ手に引っかかり、袖付けが破けたり、帯のお太鼓の隙間に入り込んでお太鼓が歪んだりすることがあります。
このタイプの取っ手は、着物にとって特にキケンです!袖付けが破れてしまったり、帯のお太鼓が歪んでしまうと、修理や修繕が必要になりますから。
急いでいる時や気を抜いている時こそ、取っ手に引っかかるリスクが高まるため袖付けや帯のお太鼓を守るためには、ドアの取っ手には特に注意を払うことが必要です。
袖付けが破れるなどのトラブルを避けるためには、以下のような対策が考えられます。
- ドアの取っ手に近づく際には、袖口や帯の位置に注意を払いましょう。取っ手に引っかかりそうな場合は、袖を調整して取っ手から離れるようにしましょう。
- 取っ手に引っかかるリスクが高い場所では、可能な限りドアを開ける際には袖を引っ込めるようにしましょう。
- 着物を着る際には、袖付けや帯の隙間に入り込むリスクの低い形状の取っ手を選ぶことができる場合は、そうした取っ手を選ぶようにしましょう。
着物を大切にするためにも、ドアの取っ手には常に注意を払い、トラブルを未然に防ぐ努力が必要です。袖付けや帯を守ることで、着物をより長く美しく着用することができます。