着物と帯のコーディネートのポイント

着付け教室福岡 麗和塾 内村圭です。

 

着物と帯のコーディネートに悩む方は少なくありません。その組み合わせによって印象が大きく変わるため、とても重要なポイントです。特に、着物や帯には花柄が多いため、同じ花柄を合わせる際にはいくつか注意したい点があります。同じ季節の花を取り入れると統一感が出やすく、「梅に鶯」や「竹に雀」などのテーマを設定することで、より趣のある装いを楽しむことができます。

さらに、文様には招福や厄除けなどの意味が込められているものが多くあります。そのため、着物を着ていく場面や目的に応じて、柄を選ぶこともおすすめです。また、柄の大きさについても配慮が必要です。着物と帯の柄が同じサイズだと、全体の印象が混ざってしまい、ぼんやりとした印象になりがちです。そのため、大柄の着物には小柄の帯、小柄の着物には大柄の帯を合わせることで、スッキリとした美しいコーディネートが完成します。

 

 

 

もし柄選びに迷った場合には、無地の帯を活用するのも一つの手です。無地の帯はシンプルでありながら、帯締めや帯留を活用することで、遊び心をプラスすることができます。特に、淡い色の着物には濃い色の帯を合わせると全体が引き締まった印象になりますし、淡い色の着物と淡い色の帯を組み合わせると、柔らかくふんわりとした雰囲気を演出できます。

コーディネートの選び方次第で、着物の楽しみ方はさらに広がります。色々な組み合わせを試しながら、自分好みのスタイルを見つけていくことが、着物を楽しむ一つの醍醐味です。ぜひ、さまざまなコーディネートに挑戦して、自分らしい着物姿を楽しんでみてください。