着付け教室福岡 麗和塾 内村圭です。
着物を着た際には是非、着物姿を写真に残すことをお勧めいたします。自撮りであれ、他者に撮影してもらうであれ、その瞬間を切り取ることで、自身を客観的に捉えることができます。この瞬間の写真は、着物の装いだけでなく、着付けの癖や姿勢、表情など、自分自身をより深く知るきっかけとなります。また、似合う色柄やコーディネートの優れた記録ともなり得ます。
実は、写真に写る自分に対しては、時折コンプレックスを感じることもあるでしょう。これは、自身が長らく抱えてきた容姿への感情や思い込みが反映されていることもあります。しかし、写真を通して振り返ることで、変わりゆく姿や受け入れがたい部分も見えてくることでしょう。

無理な変化や他人との比較は避け、自分に優しくなることで、着物がもたらす素晴らしい効果を感じることができます。写真を通じて自分を知り、受け入れることで、持っている魅力や長所、または思いがけない美しさを見出すことができるでしょう。着物が提供する喜びや豊かさは、装うことでしか味わえないものであり、その価値は「たかが着るもの」を超えています。素晴らしい瞬間を写真に切り取り、自分の美しさに気づきましょう。