着物コーディネートの色合わせ術

着付け教室福岡　麗和塾　内村圭です。

着物を美しく引き立たせるためには、慎重な色の組み合わせが不可欠です。特に、淡い色の着物を選んだ場合、濃い色の帯を合わせることで全体的な印象を引き締め、キリッとした雰囲気を醸し出すことができます。逆に、淡い色の帯を合わせると、柔らかくふんわりとした雰囲気が漂います。ここでは、様々な雰囲気を楽しむための3つの方法を紹介します。

1. 同系色でまとめる： 同系色を用いたコーディネートは、帯を強調せずにまとめるスタイルです。ただし、あまりにもぼんやりとした印象になりがちなので、半衿や帯揚げ、帯締めなどの小物を活用して差し色を取り入れると良いでしょう。これにより、全体の調和が生まれ、洗練された印象を与えます。
2. 物の色から一色選ぶ： 着物の柄に含まれる色を帯の色として選ぶことで、一気に統一感を出すことができます。この方法は初心者にもおすすめで、着物自体が持つカラーパレットを活かしてコーディネートすることができます。色の組み合わせに迷った際には、このアプローチを試してみると良いでしょう。
3. 小物を中間色にする： 一見、合わなさそうな着物と帯でも、帯締めや帯揚げを中間色にすることで、違和感なく調和させることができます。両方の色に合う中間色を小物に取り入れることで、全体的なバランスを取りながら、異なる色彩をうまく調和させることができます。

これらの方法を使い分けることで、着物の魅力を最大限に引き出し、自分らしいスタイルを楽しむことができます。雰囲気や場面に合わせて、色の魔法を上手に操ってみてください。