礼節で伝わる気持ち

先日の卒業式で、ママ友さんの一言に心が動かされました。

『「礼節」って言葉で説明せんでも、こちらの気持ちがつたわるものよね』

「礼節」という言葉で説明することなく、私たちの気持ちが相手に伝わることがあるという言葉でした。

その言葉の背景には、卒業式の会場での光景がありました。会場は寒くはなかったにも関わらず、式が終わるまでコートやマフラーを着用してままの人が意外にも多かったのです。

 

 

コートやマフラーは防寒のためのものです。室内に入る前に脱いだり、外したりするのが普通ですよね。

礼儀とは、敬いの気持ちを表す行動や作法のことです。それは相手に対する心遣いであり、気持ちが伝わって初めて成り立つものです。そして、礼節とは、礼儀を適切な場面で適切に使いこなすことを指します。

この言葉に触れたとき、私は改めて礼節の大切さを感じました。確かに、時と場合によっては、言葉を使わずとも相手に伝わることがあります。その背景には、相手に対する思いやりや敬意があるのでしょう。

そして、このような気遣いや配慮が、人と人との関係をより深めることにつながるのだと思います。日常の中で、些細なことでも相手に対する心遣いを忘れずに行動することが、良い関係を築くための第一歩なのかもしれません。

この言葉をきっかけに、私は自分自身の行動を振り返りました。相手への気遣いや思いやりを常に持ちながら、礼節を大切にし、より良い人間関係を築いていきたいと思います。