着物と呉服について
福岡着物着付け教室 麗和塾 内村圭です。
「着物」と「呉服」が混同されるようになったのは江戸時代からで、当時の着物は生地を買って持ち帰り自分達で仕立てるのが一般的だったので”呉服(絹生地=服はとり)”を取り扱う呉服屋さんができました。”着物”は布地の種類に関係なく前で抱き合わせて帯で留める一部式着衣のこと。
さて、着物は好きだけど『呉服屋』さんは苦手と思われる人は少なくないかもしれません。
*『呉服屋』さんに無理に着物を買わされた。
*必要の無いものを勧められた。
*しつこい。
*広告と内容が違う。
*予算、予算とうるさく言われ予算以上の品を持って来られた…
勿論、呉服屋さんがどこも 上記のような着物の勧め方をされる訳では無いのは承知していますが…
印象は 長く「好き、嫌い」の判断に影響してしまいます。だから『呉服屋』さんって苦手なの! なんて云うお声を以前から聞きます。私も「そんな経験すると行きたくないよね」と思いますし。

現代は呉服屋さん以外にもネットショップ購入やリサイクル着物店、オークション購入もできるので選択肢が広がり、価格も安価なものも増えてきて着物に対する敷居もぐっと低く購入しやすくなったと思います。
いつもはリサイクルで安くお得に着物を買うけど、一度は呉服屋さんで誂えてみたい。いつかは、呉服屋さんで反物から選んでみたい…なんて方もおられるのではないでしょうか? 麗和塾では着物の販売はしておりませんが、色々なご提案は承っております。ご自身に合った着物の購入法で着物を楽しんでみませんか?